#27「悲しき本能」
INSTINCT
不明
採点(5段階)★★
(アトランティスのストーリーは5部構成にて更新していきます。)
前半部分 詳細ストーリー概要
後半のストーリー概要
今回のポイント
今回の重要点
小エピソード
登場人物
前半部分 ストーリー
シェパードたちは不気味な村のある惑星に辿り着く。夜で寒く人が誰もいないため、その村のバーに入ると、そこには、数十名の人々が酒を飲んでいた。よそ者が来るのも珍しく暗くなってから来るやつはまず居ないとカラムからいわれる。ゴランは詳しくは言わせない。ゴランが、シェパードに理由を尋ねると特に目的はないと言うと、そこにゴランから、続けるんだなとだけ言う。今追い出すのはまずいとカラムが言うが、こいつらなら自分を守れる。まだ今夜は出ないさという。しかしカラムは、もう3ヶ月は経っている、我慢できなくなる頃だぜ。とこっそり話しているのをマッケイは気になった。するとデイモスだ、森に住んでいて人を襲う。化け物だ、人間に似ている、人の命を吸い取る悪魔だ。後には干からびた死体しか残さない。
だったらよく知っているとシェパード。
もしレイスなら、力になれると思うと・・・するとゴランは、シェパードたちに話を始める。空から巨大な船が下りてきて、そのものの描写はない。しかし空から降ってきたからだ、あれは、10年前のことで、村の上空をまぶしい光がよぎる。森の中に落ちた正体がわからないまま誰もが恐怖に覚えたわしは男達を引き連れ森に入った。そして船の破片と、複数の生存者を見つけた。不吉なものを感じ、生かしておくべきでないと思った村人は、全員を殺害し焼いた。だがうちもらしがあった。誰もが気づかなかったが一人生き延びたやつがいた。その夜最初の犠牲者が出た。総出でやつを探したが、見つからなかった。それが悪夢の始まりだ年に3〜4回狩りをし、そのたびに2〜3人の犠牲者が出る。2年目にはわしの息子も殺された。
明日までに片付けるとロノン。朝まで待てとシェパード。レイスは一匹だけだからとそんなに困らないだろうと。

翌朝、準備をし森に向かうシェパードたち。森の深さに驚くマッケイ。ロノンはこの7年間レイスと刈ったり刈られたりの繰り返しを行ってきた彼に任せるさとシェパード。それでどうやって見つけるんだ?とマッケイが言うと、数メートル離れた場所から、「よく聞こえる耳でだ」とロノン。
奥へと進むと、テイラは存在を感じるけど、少し違っていると言う。するとロノンが何かを感じる。物陰から動く姿を見つけロノンは走り出す。そして洞穴をみつけ、その中に入っていった。レイスだったのか?見たのか?とマッケイが言うが、いやとロノン。しかしテイラは、はっきりと感じる今度はレイスだという。
洞穴の中に進むと、少女を見つける。エリアとかばう老人。この子は違うんだ、私の娘だと話す。ロノンはレイスだろうが?というとかもしれんが、この子は別だ私が保証する。レイスが良心を持っているとでも?この子はエサを取らない、人を殺すことはないんだ。頼む武器を下ろしてくれ今説明するからと・・・シェパードたちは武器を下ろす。最後の刈り取りの前は鉱山の坑道だった。暮らしやすいとはいえないが、他に住む場所がないんだ村人はわかってくれないからな。
10年間エリアはほんの子供だった、墜落直後に村人を襲われた事件は、この子の仕業とでもいうのかね?というと墜落のその場にいた、生き残ったやつらを殺したとまで説明。しかしエリアだけは子供で、どうしても殺せなかったと・・・
こっそり坑道に移し隠していた。村人を殺しているのは別にいるという。

エサを取らないのにどうして生きていられる?とテイラが尋ねると、最初の頃は普通の子供に与える食事をそれで問題なかったしかし飢えに苛まれ苦しみ始めたため、昔聞いたある化け物の話を思い出してこの子がそうなることを恐れた。
急遽実験を始めた。幸い薬用植物に対して深い専門意識があったため、エリアの飢えは激しくなってついにこれの完成にこぎつけたという。

一時アトランティスに戻ったシェパード、状況を説明すると、ベケットが行きたいと言う。その理由はこれまで謎だった部分のカギになるかもしれないと、レイスは、特殊な昆虫から進化したと考えられるけど、(1年前にシェパードの首についたあの虫が人の特質も吸収して行ったと推測される。人の生理には有益な特徴が数多くあり、大きな脳容量。でも人の消化器系では成熟したレイスには何の意味もない、何故あるのか?)子供の頃は普通の食事をとっていて、大人になる過程で、その能力を失っていった。(老人の名がザディックであるここでわかる?)
研究には若いレイスが欠かせない。レイスのDNAを変えられるレトロウィルス。あの虫の遺伝子情報をひっぺがして、人の特質だけを残すことは出来ないものか。
それには生きた血液サンプルが必要だったのだ。

ザディックが、エリアに薬草について説明しているのを見ているマッケイたち。しかしテイラにこっそりとマッケイは、彼女は演技って可能性ないか?と言うが、テイラは、一緒に住んでいるし、他のレイスといっしょなら真っ先にやられていると・・・
するとそこにシェパードから通信が入る。ベケットが到着したという。ベケットはロノンと洞窟に到着する。シェパードは、村に戻り村人に説明すると・・・
ベケットはさっそく、薬の分析を始める、お茶を勧めるエリア。ベケットは飲まなかった。そしてロノンは当然飲まない。さらにビスケットを勧めるエリアだったが、ロノンは、それを払いのけてしまうと、エリアは、レイス特有の表情になり恐喝する。
するとロノンは武器を構える。テイラが止めると、エリアは部屋から出て行ってしまう。エリアは影で泣いている。それを慰めるザディック。

ロノンに問い詰めるテイラ。ロノンは、人間らしくしててもレイスはレイスだと逆に怒ってしまった。シェパードから通信がテイラに入りエリアが洞窟にいるかどうかを 確認。いるというと、また犠牲者が出たというのだ。姿が見えなくなって2時間と言うことはエリアは犯人じゃなくなる。ザディックの話はウソじゃなかったというわけだ。
今回の後半ストーリー概要
シェパードにゴランが捜査は進んでいるのか尋ねる。わしらも手伝おうというが協力を拒む。もう少し待て必ず見つけ出すと・・・
シェパードは洞窟に戻ると、ザディックは、エリアは犯人じゃないといっただろうという。血清があればその必要はないと。ベケットも分析にはもう少し時間がかかるという。テイラは、テレパシー能力を使って、もう一人のレイスがどこにいるか探るためにエリアに協力を求める。そしてエリアは、慣れない能力ではあるが、それにより、川にいることがわかった。
シェパード、ロノン、テイラの3人は東にあるという川に向かうことにする。マッケイは、そのまま洞窟にのこりベケットたちを守ることにする。
ロノンは、川でレイスの足跡を見つける、やはりエリアは犯人じゃないのか?

ベケットにザディックは質問をする。エリアには人を生餌とする必要はないって言うことを科学的に証明できれば村人は受け入れてくれるかな?と影で聞いているエリア。幾ら私が説得に努めても、怪物としか見ないだろう。私はどんどん歳を取る。時間は充分ありますとベケット。人がそう思っているだけだ(ここの言葉が気になったのですが)私が死んだらあの子は一人だ。あの子には、人間の世界の友情だとか愛を教えてきたつもりだが、あの子には永遠に、縁のないものだ。
ベケットは見せたいものがあるという。それは失望させたくなかったからだと・・・
レトロウィルス、逆転写を可能にします。エリアの一部は人間ですが他の部分はイレイタスバグと名づけた昆虫です。その遺伝子がレイスの姿、形、人の命への欲求を生むでもこのウィルスをうまく使えば人間の特製をいかせるかもしれない。
まだこれは未完成だという。エリアの協力を得て、これを完成させることが望みだとベケット。しかしそこに問題がおきたとマッケイがやってきた。ついていくベケットとザディック。エリアは、こっそりと、レトロウィルスを盗み出す。

マッケイが案内すると、村人が、しびれを切らして刈りに出た。マッケイは、シェパードに連絡を入れる。みんな武器を持っている(といってもスコップとかそんなものです)中でじっとしてろとシェパードはマッケイに告げる。
洞窟に戻ったザディックたちだったが、ベケットは、たいへんだと・・・レトロウィルスを彼女が・・・未完成で実用段階じゃないと言う。正直言ってわかりませんと。

森のシェパードに連絡を入れるベケット。エリアが立ち聞きしていて、盗み出したのだろうという。シェパードはあと少しまでレイスを追い込んでいる。そこで、マッケイと、ベケットでエリアを探すことにする。まずはエリアが良く行くという丘のうえに向かう。しかしエリアは洞窟から出ていなかった。洞窟に残ったエリアは、ザディックに衝撃的なことを話す。実は、エリアはこんな生き方はもううんざりだと。
かけるしかなかったのと・・・もう一人のレイスが殺されたらごまかしようがなくなるから。実は、エリアは、ザディックの血清は効果がなく、全く効かなかったのだ。
もう2年経ったと・・・この前あれをしてから・・・(あれとは?)
飢えは日増しにひどくなる一方だったのだ。もうひとりのレイスを感知してエサを取っているときに気を付けてた。
するとエリアに変異が起き出してしまう。手が黒く変色し始め、さらに顔まで・・・エリアは洞窟から出て行った。

ロノンは、レイスのキャンプ跡を見つける。1時間足らず前までいたようすだ。

ベケットとマッケイは、森で、レイスに襲われる。マッケイがあぶないところ、エリアが助けに入り、いっきにレイスを倒してしまった。自分を助けてくれたと思ったマッケイだったが、様子が違う。助けてくれたんだろう?殺したら意味ないよとマッケイがいうと、後ろからベケットが銃で撃つ。しかしエリアには効かなかった。
エリアは逃げていってしまった。
エリアの様子に驚くマッケイ、レトロウィルスが期待と逆に作用したみたいとベケット。ザディックはエリアが気になり探しに出ていると、そこにエリアが現れる。
まだおまえはいるはずだと説得しているが、突然首を捕まえ投げられてしまった。
頭を強く打ったザディック、重傷だ。そしてエリアの奇声を聞いたマッケイたち、さらに村人が集まってきた。それは誰だとゴランが言うと、わからないんですか?とザディック、まさか・・・そんなばかな・・・・デイモスにさらわれたはず、
いえ父さん。息子が生きていればまだ34のはずだ。その通りです。
デイモスはまだもう一匹いるザディックを襲ったやつだ。とカラム。
ザディックは鎮痛剤は打ったけど傷が重すぎるもう助からないとベケット。

エリアを攻めないでとザディック、あの子を見つけたとき。
実は10年前、ザディックは妻と子を熱病でなくした直後であった。あの子は気を失って倒れていた。その瞬間に助けようと決めた。最初の頃は普通の水と食事ですくすく育った。やがて飢えが始まった。そしてザディックはエリアのために自分の生命力を与え続けたのだ。つまり血清を完成させるために命を吸わせた。
そのあとは誰も襲っていないと(本当は襲ったのだが、これはザディックがエリアを信じている証拠だろう)
もう生きた本能だけになっているとベケットは説明。
生きたまま捕まえられたら効果の反転法を探れるかも?とベケットが言うが、あれだけすばやいレイスとなれば難しいだろう。

ずっと死んだと思っていたとゴラン、
「みんなは私らを受け入れてはくれないしあの子を見捨てられなかった」
「どうして・」・
「私を必要としたからと」その後、ザディックは死んだ。

ロノンは、エリアを察知した。見張られているとロノン。テイラは話しかけているが、
突然、テイラに襲い掛かる。ロノンは銃で撃つ。しかしエリアは逃げていった。テイラは、頭を強く撃ち脳震盪を起している。
ロノンにシェパードはついていろと命じ、シェパードは追いかけていく。目を覚ましたテイラは、もう大丈夫行ってと言う。命令を無視していいのか?というが 時と場合による例外があるとテイラ。
ロノンはシェパードを追っていく。
エリアは、さらに凶暴化している。そしてついにシェパードに襲いかかった。
右手にナイフを取り、シェパードは刺そうとするが、右手はエリアに取られてしまう。
その間吸収されかかっていた。そのときロノンの銃により、抹殺された。
シェパードは、右手を負傷し血まみれだ。

(続く)
今回のポイント
・レイスが10年前の刈取りで墜落して村人は、レイスをほとんど殺害し、焼いた。
・エリアはそのときの生き残りで、サディックが育てた。
・ベケットは、レイスの人間部分に戻すために、試作品を持ってきていたが、使わないつもりだった。
今回の重要点
サディックは、エリアを育てるために血清を作っていた。しかしその血清は、実はエリアには全く効いていなく、2年前についに、エリアの飢えからのがれるため、サディックは、エリアのために、生命力を与え生かし続けた。その結果、サディックは、歳を取ってしまい父親ゴラン以上に歳を取ってしまった。ゴランと対面したときはゴランが気づかなかったほどだ。
・エリアがベケットの思った方向と逆に進んで進化してしまった。人間に戻すつもりが、凶暴化してしまい、レイスを倒し、さらにシェパードにまで・・・
このシェパードの右手の傷は、次週に飛んでもないことになります。
小エピソード(笑えるシーンなど)
・マッケイの元に村人の子供が・・・子供は、レイス(デイモス)のことをこう聞いていた。「デイモスには頭が二つあって、目があうと石にされてしまうんだって」
「うちのお手伝いをしないと捕まえに来るって」
登場人物(メイン除く)
カラム/村の住民
ゴラン/村の村長。子供を10年前に墜落したレイスの船を探るため森に入り、亡くしている。
エリア/レイスの少女。
ザディック/墜落したレイス船を追って森の中でエリアを助け、育ててきた。彼女を生かすために血清などを作っていたが・・・実は、妻と子を熱病で亡くしていた。

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